ホイールカラーを使ってバイクのホイールを簡単に塗装! 手順や手法を詳しく解説

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ns-1

今回は缶スプレーを使ったバイクホイール塗装のやり方と手順を紹介します。

ns-1のレストアを行っており、ホイール塗装が剝がれかけていたので、きれいにしようと考えました。ショップに任せると1万円前後するようだったので、自分で缶スプレーを使って艶消しブラックに塗装してみました!

塗装なんて簡単にできるの????

そう感じる人もいると思いますが、下地と脱脂さえしっかりしておけば、だれでも簡単にできます!

特に簡単なのは艶消しブラックです!仕上がりは、つやがないので、どっしりと重厚感ある見た目になります。また、多少塗料が垂れても目立ちません!

下地と脱脂をしっかり行う!
 
今回使用した塗料はソフト99のホイールカラーです。
2液式アクリルウレタン塗料などもあり耐油の塗料となっていますが、正直値段が高いです。ソフト99のホイールカラーの約2倍近くの値段となっています。
 
また、ソフト99のホイールカラーはプラサフでの下地処理が不要となっており、作業を省略することができ時間短縮や、コストを下げることができます。

 
初心者が失敗するリスクと、作業が一つ減らすことができる点を考慮すると、とてもコストパフォーマンスに優れた塗料といえると思います。
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準備

作業時間は人によりますが、1日以上かかると思っていたほうが良いです。土日を使って完成させるイメージです!

必要なもの

耐水ペーパーセット(240番400番600番800番1000番)

塗装剥離剤シリコンオフスプレー

艶消しブラック缶スプレー2~3本

新聞紙、段ボール、ペーパーウエスマスキングテープ養生テープ

カッターナイフヘラ刷毛、紙コップです!

また、塗装剥離剤などの薬品を使うので、ゴム手袋マスクなどもあると良いです。

シリコンオフスプレーは、中性洗剤やパーツクリーナーで代用できます。私はシリコンオフスプレーを使いました。また、缶スプレーですが、途中で足りなくなると、液だれの原因になるので、多めに買うことをお勧めします!

準備

まず、バイクからホイールを外し、タイヤも外します。そして、スプロケット、ブレーキディスクも取り外します。

つまり、ホイールだけの状態にしました。

この状態のほうが、じっくりホイールを見ることができるので、きれいに屋刷りをかけることができ、作業自体もとてもやりやすいです。

作業

作業について解説します。この中で一番大切なのは足付けの作業です。

特に、足付けで下地処理を行っておくことで、塗装のムラを無くし、きれいに仕上げることができます。

塗装はく離

私の場合、もうすでに塗装が剥げかけていたり、ホイールに傷が入っていました。そのため、まずははがせるところはそのままヘラを使ってはがすことにしました。

次に、ホイールにまんべんなく塗装剝離剤を塗ります。この時、剥離剤を紙コップに使う分だけ入れて、刷毛を使って塗ります。剝離剤を塗った後15分から30分程度放置します。すると、塗料が浮いてきます。

この塗料をヘラを使って取り除きます。この時、ホイールを傷つけないように気をつけましょう!

私は、かなり傷をつけてしまったので、やすりをかける際苦労しました。

塗料が剥がれるまでこれの繰り返しです!

剝離剤を使うので、ゴム手袋マスクをつけましょう!また、目に入ったり、皮膚についたりすると危険なので、気を付けて作業を行いましょう。
剥離剤を塗ったら、しばらく放置しましょう!すぐにはがそうとしても剥がれません。

剥離剤について

私は、カンペハピオの剥離剤を使用しました。薬品のにおいがしますが、想像以上に臭くなかったです。
また、ワコーズのリムーバーも、塗装剥離に使えるようです。こちらは、ガスケットや、カーボンを除去するときに使うので、非常に強力です。
個人的にワコーズのリムーバーを使えばよかったと感じています。
 
 
 

足付け

この作業に大半の時間と労力がかかります!これを乗り切ると、お楽しみの塗装が待っています!

塗装の剥離が終わったら、いったんホイールを水で洗い流して、足付けの作業に移ります。

地面の上で作業するとホイールに傷がついてしまうので、段ボールや、いらないタイヤがある人はその上で作業することをお勧めします。

また、私は、塗装剥離するときにヘラでホイールに傷をつけてしまったので、240番からやすりをかけることにしました。数字が小さいと、目が粗いやすりになります。きれいな人は400番や600番で良いです。

バケツに水を入れ、その水をホールややすりに付けながら、240番のやすりでひたすら磨きます。妥協せずに細かいところ隅々までやすりをかけます。また、タイヤとホイールが接地している内側までやすりをかけます。そこに段差ができてしまうと、タイヤをつけた際にうまく密着できずに、空気が抜ける原因になります。

やすりをかけ終わったら、きれいに水で洗い流します。この時、240番の砥石が残っていると目が細かいやすりをかけた際、傷をつけてしまいます。そのため、しっかり洗いましょう!

しっかり洗ったら、次に400番のやすりで同じことを行います。

え!!!また同じことをするの???

その通りです!!!!!!400番を飛ばして600番を使うなど、絶対にやめてください。

順番に行うことで塗装する面が平らになっていきます。

その後600番でホイールを磨き、きれいに洗い流して、、、

私は1000番まで行いました!

光ってますね!!!このまま鏡面に、、、、、

正直、艶消しブラックはここまでする必要はないと思いますが、妥協したくなかったので、気合で磨きました!

やすりは目が粗いものから使い、一つの番手でホイールを磨いて、水で十分に洗い流してから、次の番手に移りましょう!忘れずに、リムの内側もやすりをかけましょう!

やすり(耐水ペーパー)について

耐水のものを買いましょう。水を使いながらやすりをかけることで、やすりの目詰まりを防いだり、粉塵を防いだりできます。

耐水ペーパーは100円ショップにも売っています。

おすすめの耐水ペーパーはこちら

養生(マスキング)

次に塗装がついてほしくないところをマスキングテープや、養生テープで覆います。

ホイールベアリングや、スプロケットをつけるためのスタットボルトや、ブレーキディスクを止めるためのねじ穴などに塗料が付着しないようにします。

大きい部分養生テープや、新聞紙を使って覆い、細かい部分はマスキングテープを使いましょう。そして余分なところはカッターナイフで切り取りましょう!

養生、マスキングについて

個人的に感じたのは、カッターナイフは、アートナイフを使ったほうがきれいにマスキングテープを切ることができるので、余裕のある人は購入してもよいと思います!

おすすめ、マスキングテープ養生テープはこちら

おすすめアートナイフはこちら

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脱脂

足付け、養生の作業が終わったあなたは、塗装というご褒美が待っています!

その前に脱脂を行いましょう!また、素手で触ると手の油分がつくので、ゴム手袋をして作業することをお勧めします!

ホイールに油分が残っていると塗料が浮いてしまい、うまく塗料がつきません。そのため、きちんと行いましょう。

シリコンオフスプレーをホイールに吹き付けて、ウエスでふき取りましょう!

シリコンオフスプレーについて

中性洗剤でもよいですが、水気をとる手間などがかかるので、シリコンオフスプレーを使うことをお勧めします!

おすすめのシリコンオフスプレーはこちら

塗装

待ちに待った塗装です!私の場合は軒先で作業を行いました。風が強いとほかの物に塗料がついてしまうので気をつけましょう。

まず、段ボールを敷いてその上にホイールを乗せ横にした状態で片側ごとに塗装しました。細かいところを先に塗り、徐々に大きいところを塗装しましょう!

裏返す際は、完全に乾燥するのを待ちましょう。跡がついてしまいます。

塗装する際は毎回必ずスプレー缶をしっかり振りましょう。また、缶スプレーと塗装面を15cmから25cm離し平衡に移動するように塗装しましょう。

一回塗ると10分程度乾燥させ、再度2回目を塗っていきましょう。その繰り返しをすることでしっかりと塗料を厚く塗ることができます。

細かいところから先に塗装し、一度にたくさんではなく、薄く重ねて塗装していきましょう!また、塗装をするたびに、シャカシャカと音が鳴るぐらいしっかりと缶を振りましょう。

塗料について

私のns-1は17インチですが、前後塗装するのにスプレー缶2本使い切りました。塗料がなくなりかけると、うまく霧状にならず、塗装のムラができてしまいます。

そのため、あらかじめ3本用意しておいて塗料がなくなりそうだと感じたら早めに新しいものに変えたほうが良いです。

液だれしてしまうと、もったいないので!!!

今回使った塗料はこちら

乾燥

乾くのを待つのみです!私は余裕をもって1時間以上待ちました。

気になってすぐに触るのはやめましょう!乾燥していなかったら、今までの努力が水の泡になります!

レビュー

こんなにボロボロだったホイールが見事艶消しブラックのホイールになりました。

塗装を行い半年以上たちますが、きれいな状態を保っています。

個人的に足付けの作業がとても根気のいる作業でしたが、きれいに塗装できた際その努力が報われたと感じました。

また、色は艶消しブラックでムラになりにくかったので、とてもきれいに仕上がりました!

ホイール前後塗装すると2万円以上かかってもおかしくないのですが、トータル6千円前後できれいにすることができました!

最後に

今回も最後まで見ていただきありがとうございました。

ボロボロだったホイールが新品同様に生まれ変わりました。

原付スクーターなどでは、下手したらスプレー1缶でできるかもしれないので、錆びたり塗装が痛んだりしている人はおすすめですす!

ns-1バイク
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